アップフロント社員の方にお薦めする本 その① | 外資系戦略コンサルタントの視点から見たアイドル・ビジネス

2011/11/30

アップフロント社員の方にお薦めする本 その①



皆さん こんちわ。

今回は趣向を変えて、書籍の紹介をしたいと思います。


題名には

「アップフロント社員の方にお薦めする本」

と書いてありますが、特に他意は無く、

ただ、アップフロントという企業が陥っているであろう経営課題に対して、

どのように取り組めばいいのかを書いてある本をお薦めするのが、このテーマです。




アップフロントだけではなく、大半の日本企業はこの考えが徹底されていないため、

社会人はもとより、これから12月から就職活動をする学生さんにもお薦めです。


理論関係の本は分厚く眠くなると思うので、

ストーリー基軸の書籍をお薦めしようかと思います。


今回紹介するのは、この本です。

真実の瞬間―SAS(スカンジナビア航空)のサービス戦略はなぜ成功したか

です。


この本は、僕が学生時代に今のファームに内定をもらったは良いものの、

理系でビジネスとは全く程遠かったことから、

卒業までに100冊ビジネス本を読んで勉強しようと目標を掲げた本のうちの1冊です。


当時読んだ中で、

頭の中が戦コンが考えるフレームワークや大きな戦略など派手なことが

重要と思い込んでいた学生の自分にとって、

オペレーションと組織体制など顧客を起点に考えていく重要性について

気付かされた本でした。


そして経営危機から立ち上がる姿、奮闘する姿は面白く読めました。


確か、

トップMBAの必読文献―ビジネススクールの使用テキスト500冊

に紹介されていた本です。


さて、この本の中身に移りますが興味を持たれた方は


このHP→「たった"15秒"の積み重ねが経営を左右する」



Amazonのレビューコメントを読んでみて下さい。

今でも名著だと思います。


HPとAmazonレビューを読んだ後にこの文章を読んで欲しいのですが、


なぜこの本を薦めたかというと、


・アップフロントはSASと同様に経営危機に瀕している可能性が高い。


・アップフロントは顧客接点でのサービスは何かということを把握しておらず、

顧客満足度を最大化できていない


・アップフロントは過去の会社の経緯(合併や出身者の出自で)で、

組織や業務を構築するのではなく、"顧客の満足度"を中心として構築すべきだ。



・顧客と接する社員は、経営陣ではなく、一般従業員なので、

一般従業員に顧客満足度向上のための権限、責任と予算を委譲すべきだ。



ということなのです。


以前、既存顧客の重要性について話をしましたが、

顧客満足度がビジネスにどうインパクトがあるかについては、

近日公開予定です。


そして、書籍紹介はまた気が向いたら書きます。

では、

ばいちゃーこ

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