今回も、アイドルのポジショニングマップと同様に
ウレぴあ 1月号のアイドルビジネス特集で、今後使えそうな記事のメモです。
この雑誌には200人に対し、アンケートを実施しており、
そのテーマはアイドルに必要なものは何かという内容
その結果は以下です。
この結果は貼られているだけでそれ以上の分析は雑誌では行なっていないので、
多少分析を加えたいと思います。
アイドルに必要なものは何か(複数回答可) |
さて、アンケートではアイドルに必要なものという質問にしていますが、
これは言い換えると、回答者がアイドルに求めているものは何かということになります。
まぁこのアンケートの母集団は、
男女比や年代、アンケート手法等が全く書かれていなかったため、
深いところまで見ても時間の無駄になるので、
さくっと目を通すだけにしましょう。
上位のかわいさ、容姿、元気・明るさ、笑顔は
アイドルとして必要な外見上、性格上の必須要素と考えて良いでしょう。
但し、これらの要素が全体の70%を占めているのは意外ですね。(180%/250%)
そして、この雑誌のコメントとして書かれていたのは、
これらの要素が大きな位置を占めているのは暗い世相を表しているからという理由です。
ポストAKBとして存在感を発揮してきている"ももクロ"のMVやライブ等を見ていると、
彼女らはすごく苦労しているのにそれを感じさせない明るさ、笑顔を見せていること
特に労働讃歌など、普通であればカッコ悪い内容の歌を楽しそうに歌う彼女らの姿が実は、
上位にある要素の内、元気・明るさ、笑顔を追求しているグループと感じます。
アイドルとして前提条件となる要素も、追求すると武器になる良い例だと思います。
さて、上位以降の要素に目を向けてみましょう。
僕が意外だったのはパフォーマンスが思った以上に求められていないことです。
アイドルに求めるもの(パフォーマンス力) |
ハロプロにとって、コアコンピタンスであるパフォーマンス力
が合計21.5% そして全体の9%(21.5%/250%)であることを考えると、
この強みをメッセージとするには、若干工夫がいるようです。
もう一歩掘り下げてみると、このアンケートは2011年10月末の内容ですので、
AKB48が全盛です。そこでアンケートの対象がアイドルファンであった場合は、
AKB48がアイドルとしての念頭に入っているので、自ずとパフォーマンス力が少ない可能性があります。
このニーズをどのように掘り起こすかが、ハロプロ再興に向けての鍵となるようです。
そして、それ以外の要素に目を移すと、
アイドルに求めるもの(内的要素) |
癒し、プロ根性、ひたむきさ、ゆるさ などの内的要素に惹かれるようです。
僕としては癒しやプロ根性、ひたむきさが上の方に来るあたりに時代背景を感じます。
いつか、時代背景とアイドル像の変化(特にAKB48のヒットとからませて)
を書きたいと思ってますが、いつになることやら・・・・
さて、最後に僕が気になったのは知的さを求める要素として7%もあること。
この知的さが、勉強ができる偏差値的なものを求めているのか、
バラエティーでの切り返しなどの頭の回転を求めているのかは分からないのですが、
もし、前者であれば、 超進学校の女子高生を集めた、
勉強アイドルグループとかまだ無いカテゴリーだなと思います。
勉強に役に立つ語呂合わせの歌を歌い、
教育番組に出て、英語や数学等を一緒に勉強し、
模試で偏差値60切ったら、卒業とか・・・・・
そして、 模試の偏差値でその子に勝ったら握手会参加券を手にし、
(社会人なら簿記2級、TOEIC800などある一定難易度以上の資格取得したら・・・・)
参考書や予備校とタイアップし、勉強をすることに焦点を当てて売り出す。
もちろんPTAや日教組推薦アイドル(笑)
何てニッチアイドルもいいんじゃないかと空想したところで終わります。(笑)
いやー こういう自分で分析の労力をかけなくてすむ内容は楽でいいですたい。
ばいちゃーこ
なかなか、興味深い半面、まぁ、「アイドル」って
返信削除いう見方だとこういう結果はある程度予想できますね。
ハローに関しては、つんくさんが「ハローをアイドル
としては見ていない。歌手として見ている」と断言
してますので、とらえ方が難しいと思います。
失礼しました。
僕もハロプロに関しては
返信削除アイドルとアーティストと歌手
このバランスを上手く取って、それが一般の人に伝わったら
ハロプロもまた元気になると思うんですよねー