岡井千聖 vs 嗣永桃子 | 外資系戦略コンサルタントの視点から見たアイドル・ビジネス

2011/10/30

岡井千聖 vs 嗣永桃子



皆さんお久しぶりです。

前回の記事から20日以上経過してしまいました。

もっとハイペースで書けるかと思ってたけれど、

こういったブログは本業との兼ね合いやモチベーションの維持が難しいですね。(・_・;)

今回も軽めです。


さて、本日のテーマは「岡井千聖 vs 嗣永桃子」です。

これは別に二人の良さについて勝負させるという意味ではなく、

インターネットとTVで話題となった二人のイベントを比較して、

どのような影響があったかについて分析します。

この分析の背景には、アイドルがどのような活動をすることによって、

世の中にインパクトを提供できるかについて知見を得たいという目的があります。



このブログを読む人にとっては常識だと思いますが、

岡井千聖はインターネット上でアイドル本人が「踊ってみた」という一般人主体の文化に対して

アイドル本人が「踊ってみた」を投稿することによって話題となりました。


一方、嗣永桃子は「めちゃイケ」のアイドル対抗運動会において、芸人以上の笑いへの貪欲さと

加藤浩次とのカラミで注目を上げました。

知らなかった人は以下のリンクから見てみてください。


Danceでバコーン!を踊ってみた 【岡井千聖(本人)】



まずは、岡井千聖の「踊ってみた」と嗣永桃子の「めちゃイケ」で、

人々がどれぐらいネット上で検索をしたかをグラフ化しました。







ここから分かるように、

2つの事象が視聴者に同じインパクトがあったと仮定した時、

TVがマスコミとしての威力を失ったとはいえ、

嗣永桃子の方が1.3倍近い注目度を浴びていることがわかります。


次に、

これら事象が母体となるグループにどれぐらい影響を及ぼしたか調査しました。
(グラフで見せるほどではないので、リンクだけ貼ります。)

岡井千聖の℃-uteへの貢献

嗣永桃子のBerryz工房への貢献


ここから分かるように、

後者の方が、グループでTV番組に参加したという違いがあるため、

単純な比較はできませんが、嗣永桃子が目立つことによって

Berryz工房全体としてTV放映の直前と比べ6倍の注目度を浴びることになりました。


これらの内容を表形式でまとめてみました。



以上の結果により、

ほとんどの結果において、ももちのインパクトの方が大きかったようです。


特に、TVの影響力が低下していると言われている昨今において、

視聴率が8.4%とめちゃイケの中で低い値であっても、

800万人程度がTVで視聴することを考えると比較するとインパクトは大きいです。



さて、この表の中で岡井千聖の「踊ってみた」が最も検討している数値は何でしょうか

それは「個人への影響」における「一ヶ月後の人気上昇率」です。


以前ブログの「℃-ute岡井千聖の「踊ってみた」で何が起きたか①」でも書きましたが、

彼女は踊ってみた以降で、3倍近い注目度を浴びるようになりました。


これは、

・TVのような一回きりの消費ではない、動画サイトを起点としたヒット

・一般人が動画に投稿する「踊ってみた」という文化に
  アイドルとして参加することによって親近感を得た

といった理由が考えられるのではないでしょうか。


これらから、

アイドルが露出する媒体としてTVとインターネットで使い分ける方法を

考える必要があると思いますが、

そこはもっと事例を知ってからじゃないとまとめられなさそうです。

んじゃ、ばいちゃーこ

3 件のコメント:

  1. ブログ更新乙です

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  2. ブログいつも興味深く読ませていただいてます。
    僕も℃-uteファンなんですが、いつももっと売れて欲しいと願ってますが、どうにも世間へのアピールが弱いと感じています。

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  3. >匿名さん

    ありっす!

    >匿名さん

    コメントありがとうございまっす!

    ℃-uteのアピールは弱いですよねー

    一番の問題点はマネージャーや℃-uteメンバーが"何をアピールして良いか分からない」ってとこだと思ってます。

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