こちらは前回の続きです。
℃-uteのCD売上とネット上の人気度から分かること①
次に、Google Insightsで計測できる人気度を、
CD売上の週ごとにマッピングし、その値をグラフ化します。
(参照値は前回の表参照のこと)
グラフを見るとCD売上とGoogle Insightsの人気度にのグラフはかなり似ています。
相関係数を算出すると0.78と、相関性はかなり高いようです。(線形従属した場合1若しくは-1)
(相関係数については→ Wikipedia 相関係数 )
さて、この中で若干気になる値なのが、赤枠の「暑中お見舞い申し上げます」が発売された時、
Google Insightsの値が下がっているにもかかわらず売上が上がっている点がありますが、
ネット上で調べてみても、どうしてこのような現象が生じているかは説明が付きませんでした。
考えられる仮説としては「暑中お見舞い申し上げます」はキャンディーズの楽曲のカバーのため、
インターネットを利用しない層(当時50代後半以降)が約5,000枚程度購買した可能性か
若しくはどこかで組織的な購入があったのでしょうか。
ここらへんの現象について知っている方がいたら教えて頂けると嬉しいです。
以上のように、Google Insightsの値は少なくともCD売上の収益予測等に関しては
参考値としては充分に使える数値であることが分かりました。
そしてCD売上と同様にDVD、ライブ、グッズ収益に関してもこの値は信頼して良い気がします。
というのも、昔ならいざしらず、最近のファン活動の情報収集の中心は
インターネットを中心にして展開しています。
ライブのスケジュールや CD、DVD,グッズ販売の情報の約90%以上はインターネットを経由して
情報を収集しており、その一部がファンの購買活動に流れていくからです。
さて、この値を用いて面白い分析が出来るような気がしました。
というのも、CD枚数をGI値で除算した値を用いれば、
固定ファンがどれぐらい存在するかの指数を作れるのではないかと。
(指数なので、割合などの具体的な数値ではないことは留意して下さい。)
まずは、結果を見てください。
このままでは、わかりづらいので、特徴点について、
説明がつくところについて 、コメントを書き加えました。
2009年7月に急激に上がっているのは、
先程と同じく、「暑中お見舞い申し上げます」ですが、
こちらは説明がつかないので、無視します。
若干、無理矢理感がありますが、これは他グループと比較することによって
面白い比較が出来る気がします。
さて、この指数は人気度が低くてもCD売上枚数が高い場合、
ファンが複数枚を購入して買い支えしていることを意味し、
人気度が高いにも関わらずCD売上枚数が低い場合、
新規ファンは増えていてもCD購入に踏み込まない指数として、
他のグループと比較対象可能な数値として使えます。(CD売上もGI値も算出可能)
時間がある時に、この指数を用いて、まずはハロプロ内(同じビジネスモデルのため)
次に、他のアイドルグループと比較できたら面白いと思います。
さて、今回のテーマで二本書いていた時に、次回以降で書きたい内容が出たので、
メモします。
・CDの原価・利益構成によるハロプロの収益とインパクト
・世界一Happyな女の子の売上大幅減少が生じた原因
・固定ファン指数のハロプログループ比較
・固定ファン指数の他アイドルグループ比較
それでは! おつカレーライス!!!
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