第二回アイドル横丁祭ライブレポ(℃以外) | 外資系戦略コンサルタントの視点から見たアイドル・ビジネス

2012/04/10

第二回アイドル横丁祭ライブレポ(℃以外)



みなさん、こんちは

このブログでは初めて、ライブレポートやってみたいと思います。

駄文ですが、時間あれば読んでみて下さい。


アイドル横丁祭に℃-uteが参戦するということで

「第2回アイドル横丁祭!!生バンドスペシャル」に行って来ました。


しかも、生バンドスペシャルということで、

ナマ大好き人間の僕が、

色んなアイドルのパフォーマンスを知れる良い機会です。





そして、生バンドで℃-uteが歌うという貴重な場であれば、

行かないという選択肢はない!ということでチケット買いました。


そもそも僕にとってアイドル問わずライブ等に行くのは、

その場、その時でしか味わえない

プレイヤー間や観客の相互作用によって生み出される空間と瞬間を

(失敗も含めて)見に行きたいという欲求が強いからなのです。


だから別に上手い下手なんてものはどうでも良いんです。

上手くなる努力をして、頑張ってパフォーマンスしてれば。


さて、話を元に戻しましょう。

場所は渋谷AXです。












さて、これから各アイドルの感想を出演順に簡単に書いていこうと思いますが、

僕は℃-uteが最も好きなアイドルなので、

大トリを務めた℃-uteについては最後にして、

それより前にパフォーマンスを行ったアイドルを

℃-uteのことは一切頭から切り離して書いてみました。













まずはアップアップガールズ(仮)から。


初めてパフォーマンスを見たのだけど、

ハロプロエッグとして長く研修を受けているだけあって、

他のグループで発声、歌、ダンス、客の廻し方の

基礎が一番しっかりしている感じがしました。

ハロプロの血脈を受け継いでるグループです。


だけど、グループのコンセプトが良く分からず、

楽曲コンセプトも他のハロプログループとの違いが明確にあるわけでないので、

あまり印象に残っていないのが残念(TдT)


一番、印象に残ったのが

ステージから捌ける時に、「(仮)でした~」と

グループ名で一番大事じゃないところを言って消えたところでした(笑)

















次はCheeky Parade

このアイドルグループは

一言で言うと、一番応援したくなったグループ。

見た中で一番フレッシュ感と一生懸命さが

ライブを通して伝わって来ました。


癖がない爽やかな曲調で、初めて聞いてもすんなり耳に入ってくる中、

特徴的なダンス(1曲目のボクシングスタイルとか)が面白いのですが、

結構、激しいダンスにもかかわらず、安定した音程で歌っているので

パフォーマンスも良かったです。



見ていた場所の関係上、全員を同時に見ることが出来なかったのだけれど、

やたらダンスが上手い子が2,3人いてビックリしました。

若い女の子しか出せない軽やかでキレの良いダンスは必見です。


あと、他のアイドルと比べて、ファッションが特徴的で、

アイドルよくあるような、制服や、キラキラしたステージ衣装じゃなくて

日常的だなぁと思って調べたらファッションブランドとタイアップしてるんですね。

“小生意気な”ダンス&ファッションをコンセプトにしており、渋谷109系ブランド「JSG」とのコラボレーションによる衣装が特徴の一つとなっている。  from Wikipedia 

これは多分、ターゲットとしては同性同年代の女性を含んでる結果でしょう。


以前、このブログやTwitterでも何回かちょろっと書いたんですが、

同世代同年代の女性をファンに取り込もうとした場合、

ステージ衣装等を

女性ファッションブランドとタイアップするのは一つの有効な手だと思います。


特にこれは℃-uteなど人数が少ないグループにお薦めです。

理由は人数が多すぎると管理が煩雑になると共に、ファッションに統一感がなくなるためです。


まぁそんな話は置いといて、あとは姉貴分のスパガとの差別化をどうするかは、

事務所考えてるのかは心配ですね。


基本的にパフォーマンスの右半分しか見れなかったのだけれど、

この鈴木真梨耶って子のパフォーマンスに目を惹かれました。

鈴木真梨耶
























次にでんぱ組.inc

このアイドルグループは、最も印象に残ったグループ


色々カオスでした。(笑)

曲が全てにおいてパッチワーク的なので、

僕が安定してリズムの乗り方が分からなかったんですが、

病み付きになる人にはたまらないでしょうね。


2曲目にファミコン音のトラックが入ってたので、もしやと思ったんですけど、

前山田健一さんが作曲してるんですね。


3曲目のオザケンのカバーは知っているので乗れて楽しかったです。
(でもやっぱりパッチワーク的なので肩透かしをくらいますが。。。。)


あと、面白かったのが、

他のドルヲタさんは色んな意味で特徴的な人が多いですが、

でんぱ組ヲタさんは服装が結構おしゃれで、カッコイイ人が多い気がしました。(笑)

なので、既存のドルヲタとは違う層を獲得した可能性が高いですね。


このグループはポジショニングもしっかりしてそうなので、

メジャーにはなれないかもしれませんが、一定の人気は維持しそうです。












次にBABYMETAL

このアイドルグループは自分的に一番残念だったグループです。


実は、僕はBABYMETALが

℃-uteを除くグループの中で一番好きで、CDも持っています。


元々僕がメタル好きな上に、

ここまでメタルのハードさとアイドルの可愛さを両立させるのは、

一つの音楽ジャンルをメタルの下に作ったと言っても過言ではないほど革新的ですよ。


そして、一人の長身のメインボーカルを軸に、

小さい女の子2人がマスコット的に動くのもバランスが取れてて好きです。


だけど、今回他のグループが生歌でやっている中、

歌もCD音源のままだし、

バンドも当て振りのCD音源だったので、途中でフッと冷めてしまいました。

(とか言いつつもFox Sign掲げてましたけど。。。(笑))


でも、BABYMETALヲタの盛り上がりの熱さと楽曲が持つその場を支配するエネルギー

はすごい血が騒ぐので、単独ライブとかあったら行きたい!


BABYMETALが生歌のパフォーマンスであれば、

間違いなく足しげく通う顧客が一人増えます(笑)

(Death Voiceは無理だと思うので、せめてそれ以外はナマがいいなぁ)


今回は他グループとの違いが浮き彫りになるので、出演した場が悪かったんじゃないかと













次はドロシーリトルハッピー(DLH)

このアイドルグループは、最もパフォーマンスのバランスが取れてて成長が楽しみなグループ

&最も生バンドを上手く利用したグループです。


ドロシーリトルハッピーは宮城県仙台市を拠点に活躍しているアイドルで、

もっとローカル色が強いと思ってたんですが、楽曲もダンスも王道的なアイドルで、

しかも全てにおいてパフォーマンスのレベルが高く、落ち着いたライブ回しでビックリしました。


そして、最後に歌ったデモサヨナラは凄い良い曲です。

去年のハロプロ楽曲大賞でも2位だったのも納得します。


DLHの「好きよ~」の後に ファンが「俺も~」を2回繰り返し

DLHの「でもさよなら~」と歌うのが何とも会場全体が哀愁漂い切ない雰囲気に包まれます。

ライブなどで最後に締めるのに良い名曲だと思います。




最後に自分の持てる声量の全てを出し、熱唱するMARIの姿はちょっと心惹かれました。

MARIこと高橋麻里
















そして、DLHは楽曲の半分を生バンドでパフォーマンスをしたんですが、

生バンドを凄い上手く生かしたグループでした。


生バンドの良さって、

・ギター、ベース、ドラムを中心とした音の深み、柔らかい音使い
(CDの録音音域カットから外れる音を生かした演奏)

・演者とボーカルとのやり取りの自由度の高さ

の2つにあると僕は思います。


その中で、DLHは前者を上手く生かし、

シンセによるキーボード音をなるべく使わずシンプルな構成で、

ギターソロを利用し、

ボーカルが前面に立ち過ぎないバランスの良さが目立ちました。


そして生バンドで歌う楽曲の選曲がバンド映えする曲なので、

セレクトした人のセンスが良いんでしょう。


全ての面においてバランスの良さがこのグループの良さで、

今後の成長がすごい楽しみなアイドルですが、

セグメンテーションは一体どこに置こうとしてるか謎です。


近年の王道アイドル かつ 地理的セグメントを仙台中心においた場合、

もし、48グループがSND48(センダイ48)を作れば、認知度を一気にそっちに持ってかれ、

完全な競争状態になるわけですから、

そうなった場合のシナリオプランニングができているのかが心配になります。

















次はSUPER☆GiRLS

このアイドルはファンと創り上げる会場の盛り上がりが一番良かったグループでした。


去年からAKB48の次世代を狙うアイドルとして注目されてきましたが、

ライブを見てThe 近年の王道アイドルを地で行く貫禄を感じました。


DLHと同様に全てのパフォーマンスのレベルは高く、

DLHよりライブ経験が多いためか、

アイドルとして見せ方とライブ回しは素晴らしかったです。


そして、楽曲もキャッチーで耳に残りやすく、その曲と共にファンと作り上げる会場の熱気は

このグループが一番良かったと思います。


このグループは唯一全曲を生バンド演奏によるパフォーマンスで行いました。

バンド演奏をバックに歌のは音響の関係上、モニターあれど自分の声が聞きづらくなって、

難しいんですが、DLH含め最近の若い子って凄いなと感動しました。


ちょっと残念なのは、

元の楽曲の性質上バンドでもシンセが多用されていると共に、

大人数のグループのためボーカルが前に出すぎて、

生バンド演奏の良さを引き出せてない感があったところですかね。


このグループのパフォーマンスで一番目を引いたのは、"溝手るか"っていう子の歌


DLHの高橋麻手里ちゃんは熱唱している姿が良かったのですが、

この子は一番聞いてて安心感のある声質と歌唱力があって、

他のグループの中と比較しても一番歌上手いと感じました。















ビジネス面でいうと、

SUPER☆GiRLSはAKBとビジネスモデルもコンセプトも似てるせいか、

それとどう差別化するのかという点が気になります。


多分、AKBよりライブ主体へポジションを移行すんだろうなという思惑は

今日のライブを見ても、見え隠れするのですが、

今後どう差別化を図っていくのか、すごい興味があります。


以上で、℃-ute以外のレポート終了!


最後にアイドル横丁祭行って思ったのは、

思った以上に出演者のパフォーマンスレベル高くてビックリしました。



それと共に、これらのアイドルを直に見て、

ハロプロに足りないものが何かが朧気に見えてきて、とても勉強になりました。

やっぱりアイドルって各グループの良さがそれぞれあって良いですね。



今回参加してみて色んなアイドルを知れる良い機会だったので、

アイドル横丁祭があったら、次回も足を運びたいと思います。


次は時間会ったら℃-uteの礼賛記事書きたいと思いますが、公開未定(笑)



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